2020/05/14 11:04
ビアバー「BEEAR(ビーアー)」とカフェ「カメカメキッチン」のオーナーを務め、自社オリジナルブランドProduct Produce & Design 4kake(しかけ)でデザイン・企画販売を手がける池城安司(いけしろやすし)さんは、とにかく好奇心旺盛な方。
石垣島生まれの池城さんは、東京の工業大学を卒業後、三菱自動車系列の自動車設計会社に就職したものの、「やっぱり何か違う」と3年で退職。その後は、看板屋で働きながらグラフィックデザインソフトやデザインの基礎を習得しました。
この頃からだんだんと雇われて働くことに違和感を持ち始め、漠然と「何かをゼロから自分で作って発信していきたい」と思うようになったと言います。
看板屋さんを退職した後は、気分転換を兼ねてイギリスに留学。休みの日にはヨーロッパを旅行して過ごしたそうです。
帰沖後は県内の広告代理店でコピーライター・CMプランナーとして7年勤務。
広告代理店時代に培った企画・プランニング力を活かし「仕事は自分で作るもの」という思いからProduct Produce & Design 4kakeを立ち上げました。
テーマは、地元 沖縄です。
池城さんは、これまで山羊をモチーフにした「うちなーぐち(沖縄方言)のLINEスタンプ」や、沖縄の赤瓦屋根をデザインした「島ぼうし」、ヤクルトスワローズと沖縄のコラボTシャツなどを手がけました。
那覇空港のクラフトショップ、Dear Okinawa,で扱っているBEEARトートバッグも人気です。
こちらは、BEER(ビール)とBEAR(クマ)をかけて名付けられたキャラクター「BEEAR(ビーアー)」で、池城さんが営む宜野湾(ぎのわん)のビアバーの店名でもあります。
BEEARグッズはその他にも、キーホルダーやスマホリング、ステッカー、Tシャツがあり、現在はビアバー「BEEAR(ビーアー)」でしか買うことが出来ませんが「今後は県外、国外へと発信していきたい!」と池城さん。
「沖縄で活躍する様々なアーティストとコラボして、もっと沖縄を盛り上げていきたいです。沖縄生まれのコンテンツを創り出して、沖縄の人が自らの頭で考え、動き、しっかり儲けることができるデザインや企画を仕掛けたい!」と話します。
BEEARが沖縄を飛び出し、世界で愛されるキャラクターになる日もそう遠くないのかもしれません。
Text&Photo:舘幸子