2020/04/28 10:18
じわじわと人気が拡大しているコーディアル。「名前は聞いたことがあるけれど、飲んだことはない」という方も多いのではないでしょうか?
コーディアルはハーブやフルーツを漬けこんだシロップです。水やソーダで希釈して飲んだり、ヨーグルトやアイスにかけたり…。
ヨーロッパではハーブが医薬品として扱われていることから、それらを使って作るコーディアルも民間療法の薬として愛飲されているそうです。
そんなコーディアルを、沖縄で育った素材を使って作るのは、「atelier cafe bar 誠平(せいへい)」。
沖縄県本島北部の今帰仁村(なきじんそん)で手作りの加工品を販売し、夜はフランス田舎料理をベースにしたオリジナル料理が楽しめ、さらに併設された宿で宿泊も出来てしまう人気の宿です(1組限定)。
季節によって使用する素材は若干変わるそうですが、必ず使うのは島唐辛子と大宜味村産カラキの葉、誠平の庭で育てている月桃とシロバナセンダン草とクワの葉、そして島生姜です。
今回仕上がったコーディアルにはそれ以外に沖縄県産レモンや蜜柑(シークァーサー、オートー、早摘みタルガヨ)、きび糖、多良間島産黒糖、本部町産蜂蜜、恩納村産のホーリーバジルとスペアミント、クローブ、シナモン、カモミール、イチジクの葉、レモングラス、ウイキョウ、カルダモン、宮古島雪塩などが入っているとのこと。
沖縄の強烈な陽射しを受けて育った素材は生命力に満ち溢れ、香り高い風味が楽しめます。
着色料や保存料、香料など、人工的なものは一切使用していません。
コーディアルを作っている金井 亮輔(かない りょうすけ)さんは、日々インスピレーションや直感を大切にして生きていると言います。
植物を育てて採取するところから始まり、瓶詰めして世に送り出すまで全工程で気持ちを込めているそうです。
「心を込めると、必ず相手に伝わるんです」と金井さん。
金井さんの愛情と心が宿ったコーディアルは、複雑で繊細で、やさしい刺激が後を引き、一度口にすると忘れられない絶妙な味わいです。
大さじ1~2のコーディアルに対して4~5倍のソーダ(もしくは)水で割っていただきましょう。
「身体がじんわり温かくなった」「胃腸の調子が良くなって食欲が出た」「よく眠れるようになった」「リラックス効果を実感した」など、実際に購入された方からこのような感想をいただいているそうです。
おいしいだけでなく、心と身体も整う誠平のコーディアル。あなたも一度味わってみませんか?
Photo&text:舘幸子